駅伝の里、広島県世羅町にある世羅高原は、海抜500メートルの中国山地で、瀬戸内海にそそぐ芦田川と日本海にそそぐ江の川の分水嶺に位置し、良質な水と肥沃な土壌、山間部特有の朝晩の寒暖の差に育まれた全国有数の野菜、果物の産地です。
こだま試験農場は、近隣の畜産農家の有機肥料を活用し、えごまや大根、ごぼうといった安心安全な有機農作物を育てています。
有機栽培とは2年以上農薬を一切使っていない土地を耕し、化学肥料を全く使わない栽培方法です。実は、除草剤も使わないため、ほっておくと雑草がどんどん生えてしまうので、それを人の手で丁寧に取り除きます。さらに、使用した肥料や機械・資材・作業の工程を全て記録し、年1回の審査を受けます。この厳しい審査に合格して初めて「有機JAS」認定を受けることができます。
人に感謝、そして自然の恵みに感謝・・・圃場面積は約20ヘクタールで、その広さは東京ドーム約4個ぶんです。
↑草取り風景
↑泥んこバレー
↑オリジナル配送車
2016年11月にマルチトリンピックを開催しました。世羅町にある自社有機農場で有機農業の大変さを知る為に農業体験を行いました。その後、バーベキューをして親睦を図りました。
私が「こだま食品」に努めて数年経った頃、世間では食の安全性が重要視されつつありました。そこで、自社で野菜を栽培し品質と安全性を高めることを目的に設立されたのが「こだま試験農場」です。
当時、土づくりからスタートし試行錯誤の連続で「こんなに大変なのか」と痛感しながら少しずつコツをつかみ、現在では露地栽培を中心に10種類ほどの野菜を栽培できるまでになりました。
当社は有機栽培にこだわっていますから、夏は虫と雑草との戦いですが、美味しい野菜を使った、美味しい乾燥野菜はオーガニック志向の方や外国人などのニーズが高く、国内だけでなく海外の販路も拡大しています。
将来的には私達の農業が地域の農業の発展に繋がると嬉しいと思っています。
農地所有適格法人
こだま試験農場株式会社
代表 栗原 武志
私の愛する息子2人に毎日食べさせたいという想いで日々安心安全な農業に取り組んでいます。